最近、暑くなってきたのでエアコントラブルでの入庫が増えております。
先日、修理のアトレーをご紹介します。
まず、お客様よりエアコンが効かない。とのご相談を受けました。
エンジンを始動し、エアコンを作動させます。
するとコンプレッサーが頻繁にオン・オフを繰り返す症状が出ました。
この状態ではエアコンは効かないので夏場は厳しいですね。
この様な症状はまずエアコンガスの過充填などを疑います。
ガスが入りすぎてると圧が上がりすぎる事によってコンプレッサーが壊れないように防衛的にエアコンのスイッチをオフにします。
しかしエアコンはすぐにまたオンになるのでオン・オフを繰り返します。
早速ガスの低圧と高圧を計ります。
すると高圧側の数値が高いことが分かりました。とりあえずガスがどのくらい入っているか調べます。
写真を撮り忘れましたが当SSにはエアコンガスクリーニングの機械がありますので、ガスを機械で抜いていきます。
結果、冷媒量は規定量より若干少ないだけで充填量は問題ありませんでした。
そうすると、アトレーやハイゼットカーゴによくある定番中の定番であるエアコンの高圧ホースのつまりが疑われます。
この高圧のホースです。
ダイハツ車はシステム内にフィルターがありスラッジがたまりよく詰まります。
今回もスラッジが確認出来たので高圧のホースを交換します。
併せて交換しておいた方が良いエキスパンションバルブも交換しておきます。
作業後は機械でしっかりと真空引きを行い規定量までガスを充填します。
不具合の原因のエアコン、オン・オフの動作は無くなりました!
ガス圧も高圧・低圧共に適正な圧になりました。
エアコンも寒いくらい効くようになりました。
これで今年の夏は大丈夫ですね!
小手指 石井